GRAND DESIGN「オール角住戸プランの発想」
PLANNING POINT
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POINT01全邸角住戸
中住戸となる住戸間に大きな空間を確保することで、全てのタイプが角住戸になるという画期的な設計が完成しました。
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POINT02全邸ワイドスパン設計
6タイプすべてがワイドスパン設計。開口部が広い住まいは、通風・採光の面で他より優れた開放性が享受できます。
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POINT03全邸二面のバルコニー
全ての住戸に二面バルコニーを設置。住戸の奥行きと明るい空間を実現。特にキッチン勝手口はその便利さが実感できます。
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POINT04全邸アウトポール設計
柱を各部屋に全く出さない設計は、構造技術の研鑽の成果です。各部屋を有効に使える完全なアウトポール設計が実現しました。
PLANNING CONCEPT
光と風と開放性。
ARCHITECT 株式会社 久保建築設計 代表取締役 / 一級建築士久保 隆一
間口の広い光と風を取り込みやすい間取りは快適性の高い住宅といえます。マンションであれば「2戸1」という理想の形状がそれです。横に細く長いこの土地にどのような建物を設えるか。普通の設計なら羊羹を切るように区切れば簡単に終わる話なのですが。永住志向型マンションに仕立てるには建物にいかに付加価値を見出せるかということになります。私にとってそれは角住戸に固執するということでした。2戸1という形状を実現することに向かって設計を進めました。建物の高さもコストアップ要因のひとつ。単に2戸1なら20階や30階建てとなりコストパフォーマンスからすれば、事業的に採算が取れないことは明らかです。そこで、連続する中住戸の間に大きな吹き抜けを設け、建物の高さを6列で10階建てに抑えることにしました。この形状でコストをどこまで抑えられるのか、この難題に挑むことに。そして、構造の推奨と研鑚を幾度も幾度も重ね、設備や仕様を変えずに、ついには建築コストを大きく引き下げられるところまでたどり着くことができたのです。大きな(大きくないとだめなのですが)吹き抜けで、規制のかかる厄介な採光という難題もクリアすることができました。角住戸というだけでなく、より快適性を高める他の「3つのポイント」の実現をも成し得ることができました。ここに、「2戸1」×「2戸1」×「2戸1」という画期的な6列のオール角住戸の誕生です。「サングレート箱崎公園サウスグランデ」は設計者として、自信をもってお勧めすることができる、他に例を見ることのない高品質マンションです。